ホームお知らせ・ニュース令和5年度の保育活動をふりかえって~ボール遊びから

令和5年度の遊びと言えば「ボール遊び(かたき)」が一番に思い出します。

はじめは年長組の子どもたち中心に遊んでいたのですが、兄弟で在園している子どもたちも多いので

果敢に年長組の遊びに参加してきます。

「いれて」「いいよ」

「ちょっとまって!ちいさいおともだちがはいったらあぶないね」

年齢の差、体力の差をわかり、どうしたらうまく遊ぶことが出来るのかを考え始めました。

楽しく遊ぶためのルールとケガをしないためのルールを子どもたちなりに生み出していました。

■健康な心と体 ■道徳性 ■言葉による伝え合い

 

時間が許せば2時間近くも遊んでいます。

水分補給しながら、時には下着姿で白熱しています。

季節や行事などの兼ね合いで、その時々でやってみたい遊びが変わり

違う遊びを経験し、他の遊びへ応用したり、工夫したり

下火になりつつ、また、ボール遊びが再びブームになりを繰り返す…

そうして1年間を通して熱中した遊びと言えば思い出すのが「ボール遊び」だと言えます。

 

2月には大学生と雪合戦をしました。

ボール遊びがもたらした影響がここでも発揮されるとは思いませんでした。

「たまがはやい」と大学生が言っていました。

すぐに思いました『ボール遊び(かたき)』をやっているからだ!

毎日2時間近く夢中で遊んでいることどもたち。

身体のつかい方、持続して遊ぶ体力、遠投の方法…ボール遊びの中で培った力が大学生との雪合戦で実証されていました。

また、勝つためにはどうしたらよいのか?作戦会議を開き、子どもたちが勝つために自発的に行われていました。

■協同性 ■思考力の芽生え

 

3月、大学生との雪合戦を機に雪合戦に工夫を行い、ルールも高度になり

協力して行っていました。

年長組VS年中組の熾烈な戦いが繰り広げられていました。

そこには年長組という年長者としてのプライドと年長組に少しでも近づきたい年中組の思いが見え隠れしていました。

結果的には年長組が勝つのですが、結果ではない何かが子どもたちの心に刻まれています。

この経験が小学校でも活かされると私たちは信じています。

 

遊びの中で心も身体も大きく成長します。

子どもたちに委ね、子どもたちから学んだことです。

 

大人よりも食べる子どもたちです。

2時間も「かたき」してたらね、お腹も空きます。